要点 01

誰のどの場面を軽くするのか

サービスの対象者を広くしすぎると、説明も機能もぼやけます。全員に便利なものではなく、特定の人の特定の場面を少し楽にするものとして考えます。

例えば、作業前のチェックを忘れがちな人、URLの管理で迷う人、定期的な確認を先延ばしにする人など、困っている場面を書きます。対象者の肩書きよりも、いつ何に困るのかを具体化する方が役に立ちます。

要点 02

最小機能を一文で説明する

最小機能は、機能一覧ではなく一文で説明できる方が強いです。「入力したURLの公開前チェックを保存できる」「毎月確認するアカウント復旧項目を一覧化できる」のように、何をして何が楽になるのかを短く書きます。

一文に収まらない場合、まだ考える範囲が広すぎるかもしれません。ログイン、通知、共有、エクスポート、管理画面などは便利ですが、最初から全部必要とは限りません。

判断に迷ったら、その機能がなくても最初の一文が成り立つかを試します。「入力したURLの公開前チェックを保存できる」だけなら、ログインも共有も後回しにでき、まず本当に使えるかを確かめられます。足すのはいつでもできますが、抱え込んだ約束を減らすのは後からでは難しくなります。

実行

今日からできること

  • 対象者を「いつ、何に困るか」で具体化する(肩書きより場面)
  • 最小機能を「何をして何が楽になるか」の一文で書く
  • 各画面をindex・noindex・ログイン必須のどれにするか仕分ける
  • 閉じ方(データ削除・告知期間・エクスポート・問い合わせ先)を先に決めておく
ノートに設計メモを書き出して計画しているイメージ
要点 03

公開範囲とindex方針を先に決める

サービスには、検索に出したい説明ページと、検索に出す必要がない操作画面があります。公開前に、どのページをindex対象にし、どのページをnoindexにし、どのページをログイン必須にするか決めます。

この整理を後回しにすると、薄い操作ページや空の一覧が検索対象に入ることがあります。サイト全体の品質を守るためにも、公開範囲は設計の一部として扱います。

項目

作る前に書き出す設計メモ

長い企画書は要りません。迷ったときに立ち返れる短いメモとして、次の項目を先に埋めます。

項目 書くこと
対象者 いつ、何に困っている人か
最小機能 何をして何が楽になるか(一文で)
公開範囲 index・noindex・ログイン必須のどれか
閉じ方 データ削除・告知期間・問い合わせ先
要点 04

閉じ方も小さく決めておく

小さなサービスでも、閉じ方を考えておくことは大切です。利用者データの削除、告知期間、エクスポート、問い合わせ先、URLの扱いを決めておくと、続けられなくなったときも雑に終わらせずに済みます。

作る前に閉じ方を考えるのは後ろ向きではありません。長く続けるために、無理な約束を増やしすぎないための現実的な設計です。