まず、本人と管理範囲を確認する

通常ログインできる本人が、自分の復旧方法を確認します。前任者の個人アカウントを共同利用するための作業ではありません。

  1. 本人が正しいアカウントを確認する

    メールのリンクを使わず、既知のGoogleアカウントの入口から対象を確認します。通常ログインできない場合は、設定点検を続けず、下の復旧の手順へ進んでください。

    ログインできない場合の手順へ →
  2. 個人と組織の管理範囲を分ける

    自分で管理できる項目と、仕事・学校などの管理者が制限する項目を分けます。表示されない設定を推測で補わず、組織の確認窓口を控えます。

  3. 値を含めず確認記録を用意する

    対象を区別する管理名、確認日、担当、未確認事項を残します。復旧用の連絡先や認証コードの値は記入せず、管理された保管先への確認経路だけを残します。

担当変更で、誰が何を確認するか

サイトの連絡用Googleアカウントを例にした役割の整理です。個人アカウントを後任へ渡す前提ではありません。

確認すること確認する人止まっている場合の次の作業
そのアカウントで管理するサイト資料・連絡の範囲サイトの管理責任者個人用ならパスワードを渡さず、必要な資料やサービスの正式な引き継ぎ方法を確認する
復旧先を現在も利用できるかアカウント本人受信先や電話を使えない場合、通常ログインできるうちに公式の変更方法を確認する
予備認証と保管先に到達できるかアカウント本人「設定あり」だけで完了にせず、保管先未確認として本人の次の作業に残す
組織で編集できない設定・担当変更の手順組織のアカウント管理者サイト担当者が代わりに個人の連絡先を登録せず、管理者の回答待ちを記録する

復旧先を、現在も本人が使えるか確認する

パソコン版の公式手順では、Googleアカウントの「セキュリティとログイン」から再設定用メールや電話番号を確認します。画面名や利用できる方法は、自分の端末・アカウントの表示と公式資料で照合します。登録があるかだけでなく、現在も本人が受け取れるかを本人側で確認します。 再設定用メールは対象のGoogleアカウントへのログイン用メールと異なる、本人が普段使えるものかを照合します。対象へ入れないと開けない保管先だけに頼っていないかも、本人の管理方法として確認してください。ここでは所有者の本番アカウントの変更や受信テストは行っていません。

再設定用電話番号の追加・変更が反映されるまで、最長で7日ほどかかる場合があります。以前の情報へコードが送られる期間と、新しい番号の反映待ちは別です。変更日、表示された説明、本人が確認できた範囲を分けて残します。

使えない連絡先がある場合は、通常ログインできる状態で公式の変更手順を確認します。組織管理の項目を編集できない場合は管理者へ確認し、別の個人アカウントの情報で無理に置き換えません。変更直後に復旧が保証されるとは扱わないでください。Googleは、復旧・認証情報の変更後も以前の情報へ7日間コードを送る場合があると説明しています。変更日と再確認日を残し、前任者の連絡先を変更した直後に引き継ぎ完了とはしません。

バックアップコードの発行・使い方・再発行

発行・保管をしたい場合、ログインで使いたい場合、古い一式を更新したい場合で操作が異なります。自分の目的に合う手順へ進んでください。

バックアップコードを発行・確認する

パソコン版のGoogleアカウント設定から進みます。利用には2段階認証が必要です。

  1. 2段階認証の設定を開く

    Googleアカウントの「セキュリティとログイン」から、「Googleにログインする方法」にある「2段階認証プロセス」を開きます。求められた場合は本人がログインします。

  2. バックアップコードを表示する

    「バックアップコード」の「続行」から設定を開きます。初めて用意する場合は「バックアップコードの取得」を選びます。すでに発行済みなら、保管済みの一式と現在の表示を確認します。

  3. 本人だけが取り出せる場所へ保管する

    「コードをダウンロード」または「印刷」で控えを保管します。対象アカウントへログインできないと取り出せない場所だけに置くと、必要なときに使えません。共有の引き継ぎ表にはコード自体を書かないでください。

高度な保護機能プログラムではバックアップコードをダウンロードできません。項目が見つからない場合は、別のアカウントを開いていないか、2段階認証や組織の管理条件を確認します。

ログイン時にバックアップコードを使う

コードは通常のパスワードの代わりではなく、2段階認証の別の方法として使います。

  1. 別の認証方法を選ぶ

    Googleの正式なログイン画面で認証を進め、2段階認証で「別の方法を試す」を選びます。表示される選択肢から、8桁のバックアップコードを入力する方法へ進みます。

  2. 未使用のコードを一つ入力する

    手元の一式から未使用のコードを入力します。一度使ったコードは再利用できません。使用済みと分かるように控えへ印を付け、残りのコードは引き続き保管します。

この方法が表示されない、使えるコードがない、通常のログインもできない場合は、次の節の公式復旧手順へ進みます。第三者へコードを送って復旧を依頼しないでください。

紛失・使い切り・漏えい時に再発行する

ログインできる場合は、同じバックアップコードの設定画面から更新できます。

  1. 新しい一式へ更新する

    バックアップコードの設定で「更新」を選ぶと、新しい10個のコードが作られ、以前の一式は無効になります。確認のためだけに何度も更新する必要はありません。

  2. 古い控えを取り違えないようにする

    新しい一式を保管し、古い印刷物やダウンロードを使わないよう整理します。以前ダウンロードしたファイルを探す場合は、手元の端末で「Backup-codes-ユーザー名.txt」を検索できます。

ログインできない状態で、新しいコードを自由に発行できるわけではありません。既存の認証方法が使えなければ、公式のアカウント復旧を確認します。

手順の参照:Google:バックアップコードを使用してログインする(別タブ)。に資料を確認しました。

ログインできない場合は、点検と復旧を分ける

通常ログインできない状態では、設定点検ではなく公式の復旧手順へ進みます。利用できる別の認証方法が表示されるかを確認し、手元の方法が使えない場合はGoogleの2段階認証のトラブル対応を参照します。復旧コードを第三者へ渡して解決しようとしません。

このガイドで、実際にアカウントをロックした後の復旧成功を検証したわけではありません。点検した方法、制約、本人がまだ確認できていない保管先を記録し、組織アカウントなら管理者への連絡経路を残します。

秘密の値を除いて、点検結果を引き継ぐ

本人が復旧先を使えるか、予備の認証方法と保管先が分かるかを確認し、残る制約を記録します。設定画面の画像があるだけでは、必要なときに使えると判断できません。

管理者が変わった、電話番号を変えた、端末を失った等の変化があれば見直します。次のメモには値そのものを入れず、誰がどの入口で確認するかと未確認事項を残してください。

コピーして記入する復旧準備メモ(コードや電話番号の値は書かない)
対象サービス/個人・組織の区別:
確認日時/本人・管理者のどちらが確認したか:
管理担当/公式の相談先:
通常ログインの可否:
復旧先を本人が使えるか/確認方法:
予備認証の種類/保管先へ辿れるか:
組織・保護機能による制約:
登録情報の点検で確認できたこと:
実際の復旧等、今回確認していないこと:
次の作業と確認条件:
確認する担当/確認予定日: